コンティンジェンシープランを立てるという段で、「そもそも失敗させてはいけないのだから必要ない」「やる前から失敗することを考えていたら成功するわけがない」という反応に出会うことがままある
が、そもそもそういった指摘は希望的観測や精神論によって議論の余地を奪うものであり、結果として本来的にコンティンジェンシープランが目指す不確実性に対処するための柔軟性や、さまざまな可能性を加味した上での全体計画としての堅牢性をも奪うものだと思う。
リスク許容度が低い組織ほどこの傾向が高い気がする(もちろんそうじゃないところもある)けど、結果的にリスクが高まるという皮肉な結果に。
転ばぬ先の杖、備えあれば憂いなし、そして後悔先に立たず。