OmniPlan
カテゴリ: ビジネス/価格: ¥19,800
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最近OmniPlanを使い始めた知人から以下のような質問を受けたので、備忘録的に。
始まりと終わりの日付設定は、必ず時間も付いてしまうの??
Web系のプロジェクトに関わっている方で、だいたい日単位のスケジュール策定が多いので、時刻まで扱える状態だと少々冗長ということなんだと思います。
OmniPlanでは以下の3つの時間の時間粒度ができます。
この設定によって、わかり易いところでは「開始」「終了」と、それに紐づくガントチャート描画の粒度が変わります。
設定変更は、【コマンド+4】で表示される「プロジェクト:情報」パネルの「時間の粒度」プルダウンで行います。
デフォルトは「厳格なスケジュール」です。
※なお「日付」はデフォルトでは「特定の日付」ですが、本記事執筆日時にキャプチャ内の日付が依存しないように、「不確定」に変更しています。これにより、通常YYYY/mm/ddなどの固定の日付が入る部分が「T day」となっています。
さて、ひとつづつ見ていきます。
文字通り、もっとも細かい粒度の設定です。「プロジェクト:書式」の設定で秒単位などを有効にすれば、秒単位の計算にも対応できます。
一般的なWebのプロジェクトでここまで精緻な計画が必要なことは稀だと思います。
使い処としては、
のような、分刻みの工程が存在するような案件になると思います。
「厳格なスケジュール」より若干粒度が大きいスケジュール単位です。「開始」「終了」や、それに依存するガントチャート部分の描画が時間単位になります。
というように、時間単位で丸められる設定です。
「厳格なスケジュール」ほどの精度は必要ないが、時間単位の工程が連続するようなスケジュール策定に適しています。
基本的に1日単位に開始・終了が丸められます。だいたい1週間単位でタスクグループを消化するようなプロジェクトだと使いやすい粒度設定だと思います。
というようになりますので、実際は1日にバッファが多く含まれることになります。スケジュール策定としてはある意味楽ですが、チリも積もれば山となるで、1日未満の工程が集中するような局面では必要以上に日数を消化するケースもあるので気を付けましょう。
この3つの設定を切り替えることによって影響を受けるのは、「開始」「終了」と、依存関係のあるタスクの開始、ガントチャートの描画のようです(実は全てを把握できていません)。これらを計算の拠り所とする他の数値ももしかしたら変わるかもしれませんが、大きく変わるのは上記です。
とはいえ、一つ一つのタスクの作業時間(実際の工数)に入力された内容が、この設定変更によって丸められて失われるようなことはないようです。
よって、あくまで開始・終了、後続への影響の計算の粒度を調節すればよいもの、と捉えればよいようです。
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