The Four Tempelaments
フリーのウェブ関連業務従事者による、仕事とあんまり関係ないブログ。

プロジェクト管理ツールのススメ:Omniplanでスケジュール作成(0)

スケジュール管理って難しい。

プロジェクトの姿や状況は毎日のように変わり、想定外のことがどんどん起きる。
それを追っかけるのが精一杯で、気づけば最初に作ったスケジュールは現状とはかけ離れ、ついに誰からも参照されなくなる。もちろん現場は火だるま、火の海。

といったことにならないように、ツールで解決できる部分はツールで解決しようという趣旨で、プロジェクト管理ツール(ここではガントチャート作成ツール)に焦点をあてようと思います。


前提:このエントリーは、以下の方を想定して書いています。

  • 普段Webのリニューアル案件等に携わっているいわゆる「Webディレクター」。
  • 仕事がらスケジュール作成やその後の管理をすることが多いが、自分のやり方でよいのかどうか不安に感じている。
  • 通常の進捗管理にエクセルを使用しているものの、そろそろ限界を感じている(Excelとの戦いに倦んでいる)。

 

 普段はExcelを使っているけど、なぜExcelだとダメなの?

「変化に弱い」

これに尽きると思います。
プロジェクトは常に状況が変わる宿命にあり(プロジェクトの不確実性については「SINAPさん社内研修 – プロジェクトを“うまくやる”ためにできること」のエントリーでも触れています)、これに機動的に対応するのにはエクセルだと無理があるからです。

逆に最初の計画だけを描くのであれば、エクセルで書く方が早いかもしれません。

が、プロジェクトの進行とともに変わっていく計画を反映できないのであれば、スケジュール管理ツールとして採用できないのは明白だと思います。

ほかに弱い部分としては、

  • タスク間の順序を可視化できない
  • 実績や、計画との差異の可視化に手間がかかる
  • 各担当者ごとの負荷が見えない

などがあると思いますが、いずれもプロジェクトを管理する上で非常に重要な部分だと思います。

プロジェクト管理ツールの良いところ

大きなところでは以下があるかと思います。

  • いわゆるWBSの構築がラクチン
  • WBS上の各タスクの順序を矛盾なく設定できる
  • スケジュールをガントチャートでわかりやすく表現できる
  • 担当割りやそれぞれの負荷が簡単に確認できる
  • 実績をスグに反映できる
  • 計画との差異の分析や変更も比較的簡単にできる

一方で、プロジェクト管理ツールの悪いところ

一言でいうと取っつきにくさぐらいかな、という印象。

ただ、慣れさえすればその恩恵にあずかれるので、まずは使ってみる! というのが大事かな、と思います。

ということで、今後の予定

個人的なお気に入りツールである「OmniPlan」を使って、以下について説明していきたいと思います。

OmniPlanでないとできないことは扱わないので、手になじむツールがあればそれを使っても全然問題無いように書いていくつもりです。

題材は「初めての海外旅行」

以下に分けて徐々に完成させていきたいと思います。サンプルファイルも置く予定。

  1. プロジェクト管理ツールのススメ
  2. タスクを書き出す・構造化する
  3. タスクの依存関係と順序設定のパターンを知る
  4. タスクの順序設定をする
  5. 関係者を洗い出してタスクに割りあてる(リソース制約の考慮として別途記事化予定)
  6. それぞれにかかる時間を反映する
  7. スケジュールに無理・矛盾がないかを検証して基準とする
  8. 進捗を管理しながら調整する

それでは、また。

 

OmniPlan App
カテゴリ: ビジネス/価格: ¥19,800

 

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3 Comments

  1. hiro
    24/04/2014

    はじめまして、Omni Plan初心者のhiroと申します。
    大崎さんのd-threeを見せて頂き、どこまでも行き届いたOmni Planを使用してのプロジェクトマネジメント法とても楽しく読ませてもらいました。
    ぜひとも、続きがよみたくてうずうずしています。
    期待して待ってます!

  2. osaki
    26/04/2014

    hiroさん、ありがとうございます!
    がんばります(^^;)

  3. Open
    10/07/2014

    You’ve captured this pecfretly. Thanks for taking the time!

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