The Four Tempelaments
フリーのウェブ関連業務従事者による、仕事とあんまり関係ないブログ。

舌打ちに遭遇した朝

駅から今日の打ち合わせ場所に移動する道すがらで見た光景と、それについて考えたこと。

人通りの多い歩道。杖をついた足を悪くしていそうなおばあさんが前のほうからゆっくり歩いてくる。

自分はその反対側からおばあさんの方に向かって歩いていた。自分の少し前方には30代くらいのサラリーマン風の人が普通に歩いている。

歩道の広さのわりに人が多く歩いているので、サラリーマン風の男の人は向こうから来るおばあさんの手前でおそらく避けようと考えて、直前までは完全に正対する形で歩いて行く。距離が近づいてきたので、その男の人はおばあさんを避ける形で脇にずれてすれ違う。

このときにおばあさん、立ち止まって盛大な舌打ち。
おそらく、正面からぶつかってくるように感じたんだろうなと思いつつ、なぜ舌打ち? と考える。

あくまで想像だけれども、

  • 自分は老人であり、かつ足が悪い。故に労られるべき存在である。
  • にも関わらず、直前まで道を空けるという行動を取らなかった。
  • よって、あなたは常識知らずのとんでもない人間だ
  • 私がそれについて怒るのは当然であり、許されるべきだ。

っていうロジックで舌打ちが出たのかなあ、と。
その時の表情もそれはそれは酷かった。

カラダが衰えて、かつ慢性的な痛みを持つようになると心がすさんでくるっていうのは、過去に自分も大病を患ってながく入院した時の経験からわからなくもないんだけど、それにしてもなんか悲しい行動だなあと。
ちっちゃな悪いことを見つけてはそれを悲観するんじゃなくて、ちょっとの良いことを見つけて明るく生きていきたいなあと思った朝。

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