現在シーロム地区の最西端にある拠点に滞在中。
基本的に日中はオフィスで仕事をしているので外出は食事ぐらいでしかしていないけれど、やはり異文化に触れる機会を得るというのはとても得難いことなんだなと感じた。
もともと海外旅行はおろか、本州からも出たことのない非活動的な人間だったわけだけど、今回外に出てみて特に感じたことは日本人(の多く。ぼくも含めて)はやはり受動的だ、ということ。
何から何までというほど極端ではないにしろ、基本的には受け手となって待っていても周りが気づいて何とかしてくれるのが日本。流れに載っかってなんとなく浮かんでればなんとなく過ごせてしまう。
でも外でははとにかく自分から動かないとなにも始まらない。会食をしていても自分から話しをしなければ輪に入っていくこともできないし、目すら合わせてくれない。日本人だと(ビジネス会議では別としても)何かしら話しを振ってくれたりもするけれど、むしろそれは特殊なんだなと強く感じた。
といったことを肌で感じることができたのが、まず今回の収穫のひとつ。
あともう一つ得たものは、ここまで述べてきたこととは逆だけれども、やっぱり日本は良いな、ということ。
サービス一つとってしてもキメが細くて、お金をごまかされて請求されることもない。
ケータイはどこに行っても繋がるし、水も綺麗。街だってゴミが少ない。
外を出歩くにしても、物盗りに注意することもなければ夜だってそれなりに安全に行動できる。
たぶん挙げればキリが無いんだけれども、普段意識することのなかった日本のよいところがたくさん見つけられたというのは、これまでになかったこと。そういう意味で、仕事がきっかけではあるけれど、出て来てよかったと思う。
今後も行ったり来たりすることになるので、どちらの良いところも探しつつ、お互いを結んでもっと良いものにしていく活動ができればよいと思っている。
シーロム地区にあるコンドミニアムのテラスから。
玄関ドアを入ったところから。広い。