664,907人。
これは日本における2012年の交通事故件数とのこと(wiki:http://ja.wikipedia.org/wiki/交通事故)。
計算すると1分で1.2人、つまり毎分日本の誰かが交通事故にあっているということ。
そう考えると、子供達が小学校に毎日通い、無事に帰ってくるのは、実は当たり前のようでいて実はそうでもないのだろうなと思う。
今は入学の季節。新一年生達は集団登校などで上級生について歩いて、さらに毎日通うことで安全に登下校するにはどうすれば良いかを身につけていくことになる。
* * *
さて、うちの上の子どもがとある頑張りのご褒美としてキックボードかバスケットのゴールを欲しいと言い出した。
実際におもちゃ屋に行って見てみると、ハンドルにブレーキがない。
よく見るとブレーキは後輪を押さえつけてかけるタイプで、うちの子はどちらかというと鈍臭い方なので、案の定止められない。ただ本人はいたく気に入り、キックボードが欲しいと言い張っている。
ま、欲しいといっているしいいか、と思いつつも、自宅の周辺環境がどうしても頭に浮かんでしまう。
自宅周りは下り坂が多く、坂の先は車の多い通り。ブレーキをかけきれず飛び出して車に接触する絵が容易に想像できる。
結局買ってやることができなかった。
でもそれが果たして正しい決断だったか? 自転車だって同様に危ないが、当然のように買い与えた。
はじめは危なっかしかったが、いまではみんなと同じようにキチンと危険回避しながら乗っている。
訓練すればちゃんと能力として身につけられるものの芽を、親の勝手で潰してしまったのではないか?
たかがキックボードだけれども、それでもやらせてみる勇気とそれを見守る姿勢が大事なのではないかと思った。